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相対稽古の残像

昨夜の浮雲會での稽古を反芻する。

念入りに相対をすることにしていたから、それを残像としてゆっくり思い出しながら、次の機会に備えるためだ。

稽古のやり放しはNGである。

わずか5本の相対稽古でもその中に全身全霊を込めたら、必ず残像が残るものだ、特に大きなマチガイはその都度改良してゆくにして、相対では業のキズは指摘しないようにしておく。それとなく自分の業でそれを示しておくのが私のやり方で、5本が終われば、眼についた「良いところ」を褒めておく。

業そのものが特にうまくなくとも、全体的な身体操作、あるいは心ばえに観るべき所があれば、それを褒めておく。

貴重な時間を割いて稽古に参加することは、それは素晴らしいことであるからだ。

どんな人でも、欠点を指摘されたら気分は良くない。これが稽古における礼節というもので、社会に於いては然るべき経験や、それなりの地位を持った会員もいる。 段位に関係なくそれなりの敬意を払うべきだ。


「鏡の原理」という話があるが、マンツーマンの相対では、そのものズバリの現象が起きる。
気力を振り絞って業を見せると、相手も懸命についてこようとする。
それは気持ちのいい時間空間で、相手と競わない居合のいいところだと思っている。

私はそれを一日置いて反芻するのだが、習った方もそうしてほしいものだ。
薄い紙を積み上げるようにして稽古を積み上げるのが正しい。

昨日も「ダンボールを積み上げたらいけませんよ、薄い紙を積み上げてください」と申し上げた。
その紙に端正な字で、正しい文言が書かれていることを願う。
相対した両名がそんな気持ちを持っていれば、稽古の実もあったというものだ。


ただ、私は無双直伝英信流+無想月下無端流+卍一刀流を後世に伝える役を持っているから、不勉強でいい加減な考えには断然と文句をつけている。
コトバを極めて罵ることもあり自分が不愉快になることもあるが、損な役目だとは思わない。

人にはそれぞれ想うところがあるのだから、それを貫くだけである。
意見の衝突は当たり前で「もってこい!」という姿勢が私の信念だ。

そういう厳しい世界が私の描く武道である。
基道館はそういう「共通信念」を保持してほしい。


**********************************************

話は変わるが、基道館の前身が発足してから、来年で30年となる。
有為転変があったが、平成の時代とともに歩んできた歴史を振り返ると感無量である。
IMG_9675(1).jpg

先師村上範士が鬼籍に入って久しい。
先師の範士称号記念の刀手入れ箱もええ色になった。
記念行事というのも必要だと一水師範が言っていた。
さて、どうしたものやら。
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プロフィール

大城戸豊一基輝(無端庵晟輝)

Author:大城戸豊一基輝(無端庵晟輝)
全日本居合道連盟
 【基道館】
無端塾・浮雲會・月影会・卍堂・瑞月会・萬重関塾などの宗師範 

基道館

無双直伝英信流居合道 無想月下無端流剣体術 卍一刀流試刀術 それら伝承の古流を「真剣道」と呼称し居合維新を標榜する

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